「モットンは硬い?柔らかい?」
「他のマットレスを見ていると『密度』表記されているけど、モットンはどうなの?」
「モットンが硬すぎるって本当?」
『モットンマットレス』について、よく耳にする方も多いと思いますが、実際のところモットンは硬いマットレスなのでしょうか?柔らかいのでしょうか?
この記事では、科学的に「密度」の数値的観点から硬さについて検証します。
※本ページではプロモーションが含まれています。
1.モットンは密度30D│硬さを選べるマットレス
結論から述べると、
且つ
密度は耐久性と密接な関係があり(詳細は下記に記載)、
密度30Dのモットンは、適切なお手入れをしていれば基本的には10年以上使用ができるマットレスです。
以下に詳しく解説していきます。
2.密度とは?マットレスの寿命に大きく影響
ウレタンフォームで構成されたマットレス(以下:ウレタンマットレス)は、密度で表記されていることがあります。
密度の数値によって、耐久性やマットレスの寿命の目安がわかります。
密度とは、物の質量を体積で割った値です。
例えば、数値が高いほど1㎥あたりに物質が凝縮された状態がイメージしやすいかと思います。
と言えるのです。
ちなみに、「密度≠硬さ」「密度≠高反発」 というわけではないことにも注意してください。
ここで、
「なぜ、ウレタンマットレスだけ密度が重要なの?ポケットコイルのマットレスは密度についてはあまり触れていないのに」
という疑問が出てくる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その答えは、ウレタンフォームという素材(物質)にあります。
ウレタンフォームに密度は重要
ウレタンフォームとは、簡単に言うと「プラスチックの泡の塊」です。
プラスチックの材料を化学的に発泡させて固まったものが、ウレタンフォームです。
ウレタンフォームはマットレス以外にも、生活の中の様々な場面に使われています。
例えば、
マットレス、スポンジ、食品トレイ、断熱材、、、、などです。
このウレタンフォームについては、下記の記事で詳しくまとめています。ウレタンフォームを精製する動画も一緒に載せていますので、気になる方は是非読んでみてください。
では、このウレタンフォームに密度はなぜ重要なのでしょうか?
食器洗い用のスポンジをイメージしてみてください。
中身がスカスカではないですか?
軽くて、手で軽く握っただけで、クシャっと潰れます。(もちろん元に戻ります)
それは密度が小さいということ!
また食器洗い用のスポンジは、基本的に安価で、劣化もしやすい消耗品です。
つまり、
※あくまで同種類のウレタンフォームと比較しての話です。密度が小さい=スカスカという意味ではありません。
ウレタンフォームのマットレスの場合だと、
・密度が大きい⇒ヘタリにくく、丈夫で長持ちな可能性が高い
という判断基準が生まれます。
尚、「ポケットコイルマットレスに密度が問われない」のは、ポケットコイルマットレスの構造上、中身がポケットコイルで埋め尽くされており空洞ばかりの為、ウレタン素材のマットレスとはそもそも考え方が異なるのですね。
話を元に戻して、
では、
そしてモットンの密度30Dは、他のウレタンマットレスの密度と比べてどうなのでしょうか?
以下で、比較してみたいと思います。
3.モットンと他のマットレスの密度を比較
まず、ウレタンマットレスの密度と寿命の目安を以下に記載します。
ウレタンマットレス | |
密度(D=デンシティ) | 耐久年数(寿命)の目安 |
20D 未満 | 1年未満 |
20D以上 25D未満 | 1年以上3年未満 |
26D以上 30D未満 | 3年以上5年未満 |
30D以上 40D未満 | 5年以上10年未満 |
40D以上 | 10年以上 |
上記の表は、あくまでも目安であることに御注意ください。
特に、密度に対しては販売上、記載義務もありません。
ウレタン以外に砂などを混ぜて、わざと重く見せて、密度を高めている(見せかけの密度)こともありえるようですので、密度だけを判断基準にするのではなく、あくまでも1判断材料として見ることをオススメします。
品名 | 密度 |
モットン | 約30D |
コアラマットレス | 約30D |
エマスリープマットレス | 約40D |
【GOKUMIN】各種マットレス(高反発部材) | 約34D |
【GOKUMIN】各種マットレス(低反発部材) | 約42D |
SOMRESTA マットレス PREMIUM | 約35D |
上記のように、モットンについての密度は、表記したマットレスの中で最も小さい密度です。
但し、公式サイトなどから正式に密度を発表していたのが、上記の中ではモットンとGOKUMINのマットレスのみでした。
他のマットレスについては、あくまで推定値ですので、上記でも述べているように、密度は1判断材料程度で見ると良いでしょう。
4.モットンの硬さに関する口コミ│腰痛にも影響
モットンの硬さに対して、使用した人はどんな感想を持っているのでしょうか?
ピックアップしましたので、ここで紹介します。
モットンのハードがやっと到着したがとても心地良い硬さだ。昔々に作業するフリして大型装置内に籠もってウレタンフォーム敷いて始業から定時まで寝た時以来の心地良い硬さだ。
— 五代ゆうさく (@usak5dai) April 29, 2020
昨日モットンのマットレスのソフトが来て使ったけど、腰の支えられ方が全然違った
やっぱりニトリのマットレスはヘタってたんだな
変な夢見てアラーム鳴る直前に起きた以外は問題なかった— いけだ (@ikedam1115) July 29, 2021
このように、モットンを購入した人は、その硬さに満足しているようでした。
ところで、上記のツイッター投稿で「ハード」や「ソフト」といった言葉が出てきます。
これは、
「ソフト」
「レギュラー」
「ハード」
の3つから硬さを選ぶことができるのです。
5.モットンはあなたにとって適切な硬さを選ぶことができる
モットンの場合、使用する人(睡眠をとる人)の体重によって、適切な硬さを選ぶことができます。
体圧分散されて身体がマットレスに程よく沈むので、寝返りも促進され、理想の寝姿勢を実現することにつながります。
理想の寝姿勢とは、身体を横にした際に、首・背骨・腰・骨盤が真っ直ぐになる状態のことを言います。
理想の寝姿勢を保つことで、血液の循環が良くなり、また体圧など負担が身体の一部に集中しないので、疲労回復や腰痛解消にもとても良い寝姿勢です。
では、マットレスが硬すぎたり、柔らかすぎたりしたらどうなるのでしょうか?
マットレスが硬すぎる場合
使用するマットレスが硬いと、身体が沈み込みません。
例えば仰向けで眠る場合、背骨はS字状に彎曲している為、身体が沈み込まないと、どうしても腰の部分が浮いてしまいます。
また反対に、骨盤や肩甲骨周辺など、マットレスと接触する部分については、体圧が集中してしまう為、負担がかかるだけでなく、血液循環も妨げられます。
横向きで寝る場合においても、マットレスが硬いと骨盤の部分が沈み込まない為、首⇒背骨⇒骨盤が真っ直ぐになりません。身体にとって非常に悪い体勢というだけでなく、やはり骨盤などのマットレスとの接触部分については、過度に負荷が掛かり、血液循環も妨げられます。
従ってマットレスが硬すぎると、疲労回復を妨げ、身体に負担をかけてしまいます。
マットレスが柔らかすぎる場合
マットレスが柔らかすぎる場合は、逆に身体が沈み込み過ぎてしまいます。
この場合、身体の重たい部分(頭、首、骨盤など)中心に過度に沈み込んでしまうので、
沈みまない部分の筋肉に偏った負荷が掛かり、筋肉が硬直してしまいます。
また背骨についても、身体の重い部分は沈み、軽い部分が浮いているので真っ直ぐとはとても言えない寝姿勢になってしまいます。
当然、身体にはよくありません。
6.モットンは10年使える寿命の長いマットレス
これまでに説明した通り、モットンは使用者にとって程よい硬さを選ぶことができ、
密度30D以上を実現しています。
密度の高さは、「ヘタリにくさ」「耐久性の高さ」「頑丈さ」を表します。
モットンの場合、耐久試験で8万回の負荷(11年分に相当)を与えた結果、3.9%のヘタリしか発生しませんでした。
尚、同様の試験を行った羊毛布団が33.7%、羽毛布団44.3%、低反発ウレタンでさえ30.2%のヘタリだった為、
モットンの質の良さ、耐久性の良さが感じられます。
さらに、モットンを発売している(株)グリボーにおいても、モットンは10年以上は使うことができると、公式サイトで発表しています。
7.モットンをより長持ちさせる為のお手入れ方法
上記の見出しで、モットンは10年以上は長持ちさせることができるとしました。
とはいえ、特に手入れもせずに放置したままモットンを使用するだけでは、10年以上使うことは難しいでしょう。
モットンを長持ちさせるには適切なお手入れが必要です。
その為には、
②適切な湿気対策
が主に必要です。
①ローテーション
ローテーションとは、裏と表、頭にあたる部分と脚にあたる部分を入れ替えることです。
常に、同じ面で眠っていると、復元率の高いモットンとはいえ、体重の重い腰から骨盤にかけての部分ばかりに負荷が掛かって、ヘタっていきます。
それらを防ぐために
定期的なローテーションこそが、長持ちの秘訣です。
②適切な湿気対策
もしモットンを直置きするのであれば、適切な湿気対策はかなり大切です。
湿気は床から溜まっていきます。
床にモットンを直置きしていた場合、モットンの底から真っ先に湿気を吸収していくでしょう。
その為の4つ対策として、
・布団乾燥機
・除湿シート
・すのこ
が挙げられます。
これらの4つの対策の他、モットンの適切なお手入れについては、下記の記事にて詳細を記載しておりますので、是非読んでみてください。
またモットンは、ベッドフレームの上だけでなく、床や畳の上に直置きして使うことも可能です。
モットンの直置きについての詳細は、下記の記事に記載しています。
8.さいごに
今回の記事では「モットンの硬さから密度を検証」というテーマで記事を書いてみました。
モットンは密度30D以上で、やや硬めのマットレスを維持した上で、さらに使用する人の体重に合った硬さを選ぶことのできるマットレスです。
素材であるウレタンフォームの密度が上がるほど、ギュッと締まった内部となり、
より耐久性が上がり、ヘタリにくく、寿命が長いということができます。
モットンの場合は、程よい硬さを実現しつつ、密度30D以上の構造を誇るので、
寿命としても10年以上もつとされています。
とはいえ、購入したままお手入れせずに放置していると、10年を待たずに劣化して、使用ができなくなるでしょう。
長持ちさせるには、「ローテーション」や「湿気対策」といった適切なお手入れをすることが、
モットンを機能性が高いまま、長く使用できる秘訣なのですね。
長文となりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
モットンは公式サイトから購入すると、他サイトよりもお得に購入することができます。
値段はどのサイトも基本的に同じですが、公式サイトからの購入の場合は他にはない特典がつくからです。
御興味ある方は、下記より公式サイトに飛ぶことができますので、是非公式サイトをチェックしてみてください。
睡眠環境改善で疲労回復しやすい体質へ!
快眠!!マットレスレビューでは睡眠や寝具に関する疑問を解消します。
管理者所持資格:寝具ソムリエ・睡眠寝具インストラクター