「冬は布団乾燥機がないと眠れないのだけど、モットンに使っても問題ない?」
「モットンのカビや湿気対策に布団乾燥機が効くってホント?」
「モットンにダニは発生するの?布団乾燥機は効果ある?」
冬の寒い時期は布団乾燥機が必須という方も多いのではないでしょうか?
高反発・高機能で有名なモットンですが、素材はウレタンフォーム。モットンは布団乾燥機を使っても大丈夫なのでしょうか?溶けたりしないのでしょうか?
今回の記事では、人気の高反発マットレスモットンと布団乾燥機との関係・相性について解説します。
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1.モットンに布団乾燥機は使用可能
結論から言うと、
モットンと布団乾燥機は、温度にさえ気をつけていれば、
・カビ対策
などの用途に使用できて、とても便利な代物です。
また
ただ、モットンの素材の特性として、ダニが発生しにくいウレタンフォームが使われているので、敢えてダニ対策をする必要はありません。
これらについて解説する前に、まずは実際にモットンに布団乾燥機を使った方の口コミを見てみてください。
2.モットンに布団乾燥機を使っている人の口コミ
実際にモットンを購入した方で、布団乾燥機を使ったことがあるという方の口コミをピックアップしてみました。
寝返りがしやすいです。
寝起きの腰痛や肩こりが気になったので、こちらを購入しました。
仰向きで寝ているとちょっと固いかな~と思うのですが、横向きになると腰が支えられて安定します。
私は寝返りをかなりする方なので、このマットレスだと快適です。腰痛は気持ち改善されているような気がします。まだ使って1週間程度なので。
以前低反発マットレスを購入した時、2日寝ただけで筋肉炎症になり起き上がれなくなりました。
それ以来返品保証のあるマットレスを購入していたのですが、楽天では返品保証が付いていないことを購入してから気づき焦りましたが、私にはこのマットレスは合っているようなので安心しました。
仰向けで寝ている人にはどうかな?とは思いますが、横向きや寝返りをする人にはいいと思います。
ウレタンなので多少の重みはありますが、女性でも持ち上げられますが、腰に負担になるのは嫌なので、隙間を作り、布団乾燥機を突っ込んでみました。この方が立てかけるよりずっと楽かと思います。
このマットレスだけでは首の負担はあまり変わらないように思うので、枕を検討中です。
楽天市場より fukapawnさん 40代女性
快適です
マットレスがくたびれて、腰が痛くなり購入しました。158cm53kgで普通の硬さです。
思っていたより小ぶりな梱包でした。
最初は違和感からか目が覚めてしまいましたが、2週間ほどで慣れ、腰が痛みもなくなりました。布団乾燥機も使えて快適な睡眠が取れています。
楽天市場より jeepwayさん 40代女性
これらの口コミ・レビューから、モットンに布団乾燥機を実際に使用していることがおわかりいただけるのではと思います。
3.モットンに布団乾燥機を使うときの注意点
冒頭でも記載しましたが、
公式サイトにも下記のような記載がありました。
この理由は、50℃以上の熱にモットンが接してしまうことによって、モットンの素材であるウレタンフォームが傷んでしまって、ボロボロに劣化してしまうからです。
また、モットンの特徴である高反発性能などの機能も低下してしまう可能性もあります。
ですので、
布団乾燥機だけでなく、電気毛布や湯たんぽもモットンに対して使用することは全く問題ありませんが、50℃を超えないように気を付ける必要があります。
実はウレタンフォームは50℃以上にも耐えうる
とはいえ、50℃以上の熱に触れたら、即モットンがダメになるのか?というとそういうわけでもありません。
ウレタンフォーム型のマットレスは、一般的には軟質ポリウレタンフォームが使用されており、その耐熱性については80℃程度まで耐えうるとされています。
もちろん、材質や種類によって様々なので、モットンの素材が必ずしも当てはまるとも限りませんが、おそらく50℃~80℃の程度までは耐えるでしょう。
ただ、常時それだけの高温を浴びつづけてしまうと強度も半減してしまい、性能が悪化しまうので、
1回くらい「50℃を超えてしまった!!」くらいなら問題ありませんが、連続して高温での使用はやめましょう。
ちなみに軟質ウレタンフォームとは、
軟質ウレタンフォーム
気泡が連通し柔らかくて復元性のあるものを「軟質ウレタンフォーム」と言います。 自動車座席用クッションやマットレスなどのように、一般に発泡倍率が約60~10倍、見かけ密度は16~100kg/㎥ 程度の軽いプラスチック発泡体です。
引用元:特徴 | ポリウレタンフォームとは? | ウレタンフォーム工業会 (urethane-jp.org)
ということです。
4.モットンに布団乾燥機を使うときの利点
布団乾燥機の使用用途は、
・カビ、湿気対策
寒さ対策
布団乾燥機で最も多く使われる使用法は、やはり「布団や寝具を暖める機能」でしょう。
モットンに布団乾燥機を使用するときは50℃以下に設定する必要がありますが、あまりそこは気にせずに使用しても問題ないと言えます。
なぜなら、至って普通に使うのであれば、50℃以上にはまずならないからです。
寒いからといって、50℃以上に設定してしまったら、とても眠れないですし、無理して布団に入っても、低温やけどをするリスクもあります。
ですので、寒さ対策としてモットンに布団乾燥機を使う場合は、あまり温度は気にせずに普通に使って問題ありません。
寒い冬の時期に布団乾燥機を使うことで、気持ちよく質の良い睡眠をとることができるでしょう。
カビ・湿気対策
モットンに布団乾燥機を使うとカビや湿気対策にもなります。
なぜなら、布団乾燥機によってモットン内部の湿気を強制的に除去できるからです。
一般的にウレタンフォームは通気性の悪い素材とされています。ポリウレタンを化学的に発泡させた素材がウレタンフォームですが、その泡の1つ1つが繋がっているわけではないので、空気が通りにくいのです。従って、断熱材などにウレタンフォームは使用されます。
モットンについては、通気性のよい特別なウレタンフォーム素材を使用しています。ですので、一般的なウレタンフォーム素材よりは通気性は良い方なのですが、それでも抜群に良いというわけではありません。
モットンは、人が眠っている際に出た汗を上から吸収し、床から溜まった湿気を下から吸収してしまいます。モットンは常時、湿気を吸い込んでしまっているのです。
湿気はカビの基でもあります。
モットンが湿気を含んでしまうと、カビまで繁殖を始めてしまいます。
先述でも記載のとおり、モットンは50℃以下で使用することを提言しています。
従って、カビ・湿気対策の為にモットンを使用する場合は、『送風モード』で使用しましょう。
送風モードであれば、温度を気にせずに、安心してカビ・湿気対策を施すことができます。
5.モットンにダニ対策は不要│布団乾燥機のダニ除去モードは厳禁
一般的に、布団乾燥機の機能でのダニ退治は効果てき面です。
ダニ退治の条件は3つあります。
・60℃以上であたためる
・62℃の熱に2時間あたりつづけるとダニの卵は死滅
このどれかの条件にあてはめると、ダニ退治の効果が期待されます。
ただし!!
モットンを使って、これらの条件に合わせることは非常に危険です。モットンの劣化の原因になってしまいます。
では、どうすればよいのでしょうか?
実は、モットンはダニが発生しにくいウレタン素材が使われています。
従って、
「陰干し」という基本的なお手入れを定期的に行ってさえいれば、基本的にモットンにダニが発生することはありません。
陰干しについての詳しい情報は、下記の記事に記載しています。御興味のある方は是非、読んでみてください。
6.モットンに湯たんぽや電気毛布も使用可能
モットンには湯たんぽや電気毛布を使用することもできます。
下記に、湯たんぽや電気毛布をモットンに使用するにあたっての注意点を詳しく解説していますので、こちらも是非読んでみてください。
7.モットンの3つの簡単お手入れ方法
モットンは適切なお手入れをしていれば、ダニが発生することもありませんし、10年以上使用し続けることも可能なマットレスです。
ここでは、モットンを長持ちさせる為の簡単お手入れ方法を3つ紹介します。
・ローテーション
・湿気対策
陰干し
陰干しの目的は、モットン内部の湿気を取り除くこと。またダニの発生を防ぐことです。
このときの適切な陰干しができる環境は、
・床と接触させない
・扇風機を常備
です。
こちらについて詳しくは、下記の記事に記載しています。
ローテーション
モットンを定期的にひっくり返して、ローテーションしましょう。
モットンをずっと使用していると、使用する人の寝るときの癖がモットンに影響を及ぼします。同じ箇所ばかり使用するので、同じところに負荷が掛かかってしまい、その部分からヘタってしまうなどです。
モットンは耐久性が良いことで有名ですが、いくら耐久性が強いからといっても同じ箇所ばかりに負荷がかかると、モットンにとって良くありません。
そこで、
これらを定期的に行うことで、モットンのヘタリを防ぎ、長期的にモットンを使用することができます。
湿気対策
モットンにオススメな湿気対策は、大きく3つあります。
・すのこ、除湿シート、ベッドフレーム
・敷パッド
3つそれぞれを解説します。
布団乾燥機
布団乾燥機により湿気対策については、この記事の前半部分に詳細を記載していますので、
そちらをご覧ください。
すのこ、除湿シート、ベッドフレーム
湿気は床から溜まっていきます。
もし、モットンを床置きするのであれば徹底した湿気対策が必要です。
モットン直置きする際の詳細な注意点については、下記の記事に記載しています。
直置きの場合の手軽にできる湿気対策として挙げられるのは、すのこです。
モットンを床に置く時に直置きしてしまうと、モットンは直接湿気を吸収してしまいます。その対策として、すのこを床とモットンとの間に敷くことで空気の通り道をつくることができます。
ただお手軽で出来る分、欠点もあります。モットンをフローリングの上に直置きする場合、すのこを使うことで欠点となるのは、
・毎回すのこの設置が面倒 ※毎晩モットンや布団の出し入れをする場合
畳の上にすのこを置く場合も同様で、畳が擦れて劣化しやすくなります。
そこで当サイトが最もオススメするのは、モットン専用の除湿シートです。
今回紹介しているモットン専用除湿シートは、市販で販売されている除湿シートと比べて、
吸湿性が2~3倍あります。
さらに、このモットン専用除湿シートは消臭効果もある為、汗や湿気の独特の臭いを防いでくれるのです。
別の使い方として、このモットン専用除湿シートは、押入れに敷いて上に荷物を置くなど、湿気の溜まりやすい場所に使用することができるので、汎用性も抜群です。
一度使ってみることをオススメします。
ベッドフレーム
モットンをベッドとして使用するときに、最も湿気について考える必要のないベッドフレームが
です。
すのこ型のベッドフレームで当サイトがオススメするのは、コアラアーバンベッドフレームです。
1.すのこタイプのベッドフレーム
2.通気性をしっかり確保!湿気に強く、埃も溜まりにくい!
3.シンプル且つ丈夫で安価
コアラアーバンベッドフレームは、コアラマットレスを提供するkoala社のベッドフレームですが、コアラマットレス専用というわけではなく、モットンであっても問題なく使用可能です。どのサイズであってもベッドフレームの寸法内に収まります。
尚、こちらのメーカーでは上記でご紹介した「コアラアーバンベッドフレーム」のほかに「コアラベッドフレーム」「コアラファブリックベッドフレーム」と計3種類のすのこ型ベッドフレームがあります。それぞれデザインも異なりますので、一度チェックしてみることをオススメします。
「ベッドフレームをどうしようか?」と悩んでいる方は、下記にサイトを貼っておきますので、一度見てみて頂くことをオススメします。
敷パッド
マットレスの上に敷くパットのことを、敷パットと言います。
モットンは、床からだけではなく上からも湿気を吸収してしまいます。
どういうことでしょうか?
人は眠っているときに、コップ1杯分の汗をかいていると言われます。眠っているときにかいた汗は、敷布団やマットレスが吸ってしまうのです。
ですので、モットンにとって上からの湿気対策も重要となります。
敷パットを敷くことで、人が眠っているときにかく汗を吸収してくれて、モットン本体まで湿気が届くことを遮断してくれるのですね。
比較的安価ですので、是非使ってみてください。
8.さいごに
今回の記事では、「モットンと布団乾燥機」にスポットを当てて解説しました。
その際の注意点としては、50℃以上の熱をあてないことです。
これは、モットン自体の劣化・傷みの原因になってしまうからです。
布団乾燥機の用途は、基本的に「寒さ対策」「カビや湿気対策」「ダニ対策」の大きく3つです。
モットンに対して、これらの3つの用途で使う際に気を付けることを以下に書き出します。
→布団に入る前に使う分には、布団乾燥機を至って普通に使用して頂いて結構です。なぜなら、普通に使う限り、50℃を超えることなどまずないからです。50℃を超えた布団に入っても、暑くてとても眠れないですし、下手すると低温やけどになってしまう危険性も。
→モットンのようなウレタンマットレスの天敵は湿気です。モットンのウレタン素材は通気性が良い方ですが、やはりポケットコイルマットレスなどと比べると、湿気は内部に溜まりやすいでしょう。また湿気が溜まると、カビの繁殖条件を満たすことにもなるので、カビが発生することも。このような湿気対策に、布団乾燥機は最適です。布団乾燥機で強制的にモットンを乾燥させることで内部の湿気を除去することができ、衛生環境を保ち安心して使用することができます。この際に注意すべきは、やはり50℃を超えないこと。「送風モード」を使用すると50℃を超えることもなく、モットンを乾燥させることができるので、是非使ってみて欲しい機能です。
→一般的に布団乾燥機でダニの駆除をすることができます。50℃以上の熱風でマットレスを暖めることで、ダニの活動を停止させ、62℃以上だとダニの卵も破壊できます。ただし、モットンにおいてはダニが住みつきにくい素材を使用しています。ですので、ダニ対策の為に布団乾燥機を使う必要はありません。どちらにせよ、50℃を超える熱風を浴びさせるとモットンが傷んでしまいます。モットンの衛生環境を保つために、定期的に陰干しをするなどのお手入れをしましょう。
以上のことから、モットンは50℃以上にならなければ「寒さ対策」や「カビ・湿気対策」として布団乾燥機を使用することができるのですね。
長文となってしまいましたが、今回は「モットンと布団乾燥機」について解説しました。
下記にモットンの公式サイトのリンクを貼っておりますので、御興味ある方は是非アクセスしてみてください。
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管理者所持資格:寝具ソムリエ・睡眠寝具インストラクター